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記事監修:田中 健太郎 氏
弁護士法人東京スカイ法律事務所 代表社員・弁護士
「債務整理を弁護士に依頼したのに、なかなか連絡がこなくて不安になってしまう」という方はいらっしゃいませんか?このページでは、弁護士からの連絡がないケースはどのようなものが考えられるのか、詳しく解説していきます。
まず、債務整理中に連絡がないケースのほとんどは「手続きがスムーズに進んでいる場合」です。 弁護士が債務整理中に連絡をするのは、提出書類の不備や手続き上の確認事項があるケースが考えられます。
自己破産や個人再生などの場合は、提出書類や確認事項が多いため、債務者と連絡を密に取る必要があります。しかし、任意整理の場合は、弁護士だけで手続きを進めることが多いので、交渉結果の報告まで連絡がない場合も多いよう。しかし、連絡がないと不安になってしまうものです。その場合は、どのあたりまで手続きが進んでいるのかこちらから連絡をとっても問題ありません。不安な気持ちを取り除くために、自分が気になった段階で連絡を入れてみましょう。
弁護士からなかなか連絡が来ない場合で、スムーズに手続きが行っていないケースを次は考えてみましょう。連絡がこないケースで考えられること、それは「債務者との交渉が難航して進んでいない場合」が考えられます。弁護士が間に入れば、全ての債権者が必ずしも債務整理にすぐに応じるわけではありません。過払い金請求の際に、取引履歴をすぐに開示してくれず、進まないケースもよくあります。
債権者にとって、取引履歴はあまり見せたくないものなので、出し渋ってなかなか見せてくれないものです。そうなると、手続きが遅れてしまって、連絡が遅れてしまったということが考えられます。また、任意整理の場合も債権者との交渉が上手くまとまらないと時間がかかってしまうことが考えられます。どうしても、進まない場合は、自己破産や個人再生など他の債務整理方法へ変更するケースも発生するでしょう。
もうひとつ、弁護士から連絡がなかなか来ない理由は、「弁護士が忙しいため、自分の債務整理が後回しにされてしまっている」ことが考えられます。弁護士は、基本的に複数の案件を同時に担当しています。そのため、多くの案件を抱えている弁護士に依頼した場合、自分一人に割ける時間の割合が少なくなってしまい、連絡が後回しになってしまうこともあるのです。この場合は、手続き自体が後回しになっていないか注意する必要があります。
自ら弁護士に連絡を取り、どのくらい進んでいるのか確認していきましょう。もし、あまりにも進んでいないと感じてしまった場合は、別の弁護士への依頼も視野に入れておきます。事前に準備しておくことで、時間のロスを極力減らすためです。
弁護士から連絡がこない場合は、ほとんどが手続きが順調に進んでいることが分かりました。しかし、まれに後回しにされていたり、債権者との交渉が上手く進まず遅れていたりするケースもあります。もし、そのような事態の場合、どのようなリスクがあるかまとめました。見ていきましょう。
まず1つ目は、「借金の取り立てが止まらない可能性がある」リスクを覚えておきましょう。弁護士が、借入先に受任通知を発送していれば、借金の取り立てはしばらく止まります。しかし、受諾通知を発送していないと、借金の取り立てはそのまま続き、債務者も支払いに追われながら、いつまで待てばよいかという不安が続く状態になってしまうことも考えられるでしょう。
弁護士に依頼したのにも関わらず、支払いの催促が続く場合は、何度も弁護士に確認の連絡を入れていきましょう。
次に考えられるリスクは、「過払い請求期限を過ぎてしまう可能性がある」ことです。過払い金請求には期限があります。
この期間は、借入先の契約によって変わってくることもありますが、完済して10年経過していると原則として時効になってしまうことが多いでしょう。過払い金請求期限は依頼者側でも知ることが可能ですので、疑問に思ったり、期限はいつまでなのか気になったりしたら、弁護士にすぐに連絡することをおすすめします。
最後に考えられるケースとして、「債権者から裁判を起こされる可能性がある」ことが考えられます。債権者への返済をストップしている期間が長引いてしまい、債権者が待ちきれなくなってしまうと、裁判を起こされてしまう恐れがあります。弁護士に債務整理を依頼すると、借金の返済を直接取り立てることはできなくなります。
しかし、債権者は裁判を介すると返済を請求することができるのです。裁判を起こされてしまった場合、債務者名義の「給料」「預貯金口座」「不動産」「生命保険」などを差し押さえられます。差し押さえを回避したい場合は、裁判所からの通知が来たらすぐに、弁護士に連絡・報告すること。通知を受け取ってすぐならば、裁判手続きも一緒に対応してくれますのですぐに依頼しましょう。
まずは、自分から弁護士に連絡をしましょう。弁護士に依頼しているのですから、心配になったら遠慮せずに連絡して大丈夫です。依頼者には依頼内容に関する内容を聞く権利があります。「どのくらい進んでいるのか」「どのくらいを目処に待てばよいか」など聞いておくと良いでしょう。
ただし、毎日のように頻繁な連絡は業務の妨げとなってしまうので、適度な連絡頻度にしておくと良いでしょう。もし、連絡したのに返事がなかったり、債務整理があまりにも進まない状況だったりした場合は、別の弁護士に変更したり法的手段も視野に入れておいた方が良いです。
弁護士の外出が多く連絡が取れない、面談の日程が自分の都合と合わないなどのケースも考えられますが、最近では24時間確認・返信ができるメールサービスを展開している場合もあります。
「電話では連絡がつきにくいので、メールをお送りしました。進捗状況を教えてください」など、依頼した弁護士にメールを上手く使って連絡を取る方法もあるので、状況に合わせて検討してみましょう。
あまりにも依頼が進まず、弁護士が案件を後回しにしていると考えられる場合は、弁護士を変更することも視野に入れておきましょう。しかし、別の弁護士に依頼する場合、また一から話し合いを始めなきゃいけなくなってしまう手間と、途中契約で解除してしまった場合は着手金は返還しないという契約をしていくケースが考えられます。
安易に弁護士の変更を考えるのではなく、何度連絡をしても進捗状況が遅い、連絡が取りにくいなどのケースの場合に検討しておく方が良いでしょう。
債務整理中に弁護士から連絡が来ないと不安になってしまいますが、ほとんどは手続きが順調に進んでいることが多いです。もし、連絡がなく不安、精神的に不安定になっているという方は、進捗状況をこちらから連絡してみると良いでしょう。
手続きが進んでいない場合は理由を聞き、どのくらいで進むのか確認すること。あまりにも進まず後回しにされてしまうような状況が続くなら他の弁護士に依頼も検討を視野に入れてみましょう。
弁護士から連絡がないケースとして、最も多いのは手続きが順調である場合でしょう。ただ中には、債権者との交渉が難航しているケースや最悪の場合は後回しにされているケースもあるのです。
連絡がないまま放置していると、借金の取り立てが止まらなかったり過払い金請求の期限が過ぎてしまったりする恐れがあります。弁護士からの連絡が長期間なく不安な状態が続くのであれば、まずは自分から連絡をしてみることが大切ですね。
それでも連絡が取りにくい場合や納得できない状況でしたら、別の弁護士に依頼することも検討してみましょう。
弁護士に関する不安でも対応できる、東京スカイ法律事務所にぜひ一度相談してみてください。
2011年(平成23年)設立の弁護士事務所。良心的な価格設定と相談しやすい体制が特長です。自己破産などの債務問題を得意としており、法律相談実績は2023年7月調査時点で20,000件以上(※)。実力派の弁護士ぞろいで、借金問題については無料での法律相談を実施しています。