自己破産の手引き~手続きの流れから弁護士費用までを徹底解説!
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自己破産をする決心がついたらいよいよ手続きへ移ります。法テラスは、全国各都道府県に展開しているため、自身が今住んでいる地域からそう遠くない場所で見つけることができるでしょう。
自己破産について知りたいという人のために、ここでは自己破産手続きを行なうまでの流れを紹介していきます。
まずは、一番近くにある法テラスに電話をしましょう。もしくは、事務所に行き無料相談の予約をしてください。予約をする際に収入状況について聞かれるので、すぐに回答できるように準備しておくと良いでしょう。
あと、相談する日までに用意してほしい書類についての説明も受けるので、忘れないようにメモをとっておくことをおすすめします。
代理援助を受けるためには、定められた要件を満たす必要があります。その要件を満たしていれば、法テラスの代理援助を受けることができるのです。
ちなみに代理援助とは、法テラスが弁護士費用を立て替えるということと、弁護士を用意するまでのことをいいます。
法テラスの審査には約2週間かかるとされています。この2週間の間は、弁護士がつくこともないため、それまで完全に待ち続ける状態になるでしょう。
審査が通れば、委任契約をする段階へ進みます。契約完了後は、法テラスから直接弁護士へ支払分を立て替えてもらえるため、こちらの費用負担はありません。この後、自己破産の手続きは弁護士と依頼主で決めていきます。
ちなみにこの自己破産手続きの段階ではもう法テラスは関与していません。後は弁護士と依頼主で話を進めていく形になります。
法テラスに立て替えてもらった弁護士費用は、きちんと返済しなければいけません。ここで有り難いと思えることは、一括ではなく分割で支払えるという点です。
元々お金がない人のためのサービスであるため、返済に関してはとても良心的なのです。大体月に5000円~10,000円の返済で済みます。
約3年かけて返済する形になるので安定して返済していけることでしょう。これは自己破産をする前と比べればかなり楽な返済状況だといえます。
法テラスを通して裁判所へ申し立てる場合は、自身で用意する費用は10,000円程度です。もし、法テラスを利用しない場合ですと、約150,000円の費用が最初の段階で必要となるのです。
見てお分かりいただけるように、この差は非常に大きなものとなります。特に持ち合わせがない人からすると、とても有り難いサービスだと感じることができるでしょう。