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記事監修:田中 健太郎 氏
弁護士法人東京スカイ法律事務所 代表社員・弁護士
自己破産を行った後は、お金の使い方について一度しっかりと考え直す必要があります。特に、お金が足りなくなったらクレジットカードに頼っていた方も多いはず。このような癖がついている方は、お金の使い方について振り返ってみてくださいね。
結論から言ってしまうと、ほぼ100%に近い確率で不可能です。というのもクレジットカードをつくる際には、審査が行われます。ここでその人が本当に滞りなく返済できる人かどうかを判断し、返済可能と認められた場合にのみ、審査が通るのです。
さまざまな項目が審査されるのですが、クレジットカード会社が参考にしている情報の中に「個人信用情報機関」が管理されている情報が含まれています。
自己破産した場合、事故情報として債務整理したことは記録されてしまうのです。
どのクレジットカード発行会社も必ず、個人信用情報機関の情報を閲覧したうえで審査を行っています。事故情報が登録されている間は「お金を貸しても返してくれない人」と判断されてしまうので、新規のカードをつくることができません。
ただ一生作れないわけではなく、個人信用情報機関の事故情報が削除されればつくれるようになります。一般的に自己破産の場合は7年から10年ほど情報が掲載されるので、それ以降であれば大丈夫でしょう。
とにかく、自己破産をしたあとはお金がなくなったとしてもカードに頼ることはできません。
街角の電柱に貼られているような広告で「審査なしでカード発行可能」といったものを見かけたことは、ありませんか。自己破産後でもつくれると思うかもしれませんが、そもそも審査なしでお金を貸すとことは債権者側にとって危険が高いものです。
それでも貸してくれるのは親切だからではありません。何としてでもお金を回収する手段を持っているからです。つまりヤミ金と呼ばれるところをいいます。
実際、自己破産後に通常のクレジットカードがつくれない状態になり、行き詰まってヤミ金に手を出す方は少なくありません。
しかし、これは絶対にやめましょう。
仮にヤミ金から借りてしまって、やりくりができないような状態になったとしても、自己破産は前回の破産から7年以上経っていなければ申請できません。そもそもヤミ金からの借金が原因で首が回らなくなった場合、免責不許可事由に該当します。そのため自己破産自体が認められない可能性があるのです。
それでもクレジットカードがないと困ることもあります。そういった場合には、デビットカードを利用するのも一つの方法です。デビットカードとは、通常後払いになるクレジットカードとは違って、即座に銀行口座から現金が引き落とされるシステムです。
デビットカードなら自己破産後でも使用できるので、クレジットカードでしか支払いができないようなものを購入する際には、特に役立ちます。
自己破産した場合、事故情報として破産者の情報が信用情報機関に登録されてしまいます。その結果、カード会社の審査で返済ができない人として判断されるため、クレジットカードの発行は不可能になります。
ただ、一生発行できないわけではなく、自己破産後7〜10年経過すれば発行できるようになるものです。それまでは、審査なしのカード発行などの危険な謳い文句に騙されることなく、デビットカードを利用して乗り切ることがおすすめですよ。決して、ヤミ金からお金を借りることはしないでください。
もし、自己破産後のお金のやりくりで不安がある方は、東京スカイ法律事務所にぜひ一度相談してみてください。
2011年(平成23年)設立の弁護士事務所。良心的な価格設定と相談しやすい体制が特長です。自己破産などの債務問題を得意としており、法律相談実績は2023年7月調査時点で20,000件以上(※)。実力派の弁護士ぞろいで、借金問題については無料での法律相談を実施しています。