自己破産の手引き~手続きの流れから弁護士費用までを徹底解説!
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FX投資で失敗…ついには自己破産に至ったB子さんの体験談を紹介します。
(あらすじ)登場するBさんはFX投資で自己破産をすることになりました。
ハイリスク・ハイリターン投資で有名なFX。投資の性質から免責不許可事由のギャンブルに当たるのではないかとみられがちです。破産法252条には免責不許可事由として「浪費又は賭博その他の射幸行為」にあたる場合が明記されていますが、仮にFXがギャンブルと判断されても「経緯その他一切の事情を考慮して免責を許可すること」も可能と、同条2項に記載があります。
つまりまず、FXだから無理と諦める前に、法律のプロである弁護士に相談してみましょう。そう、下のBさんのように。では、体験談をご覧ください。
FXを始めたきっかけは、ある日突然辞めた職場の先輩と久しぶりに会った際、FXで成功している話を聞いて「私にもできるかも?」と思ったからです。
まず、先輩からの勧めで現物の株式投資から始めました。当時、私は会社の自己資金を株式投資する部署にいたので、当然の選択だったのかもしれません。自信もありました。その後先輩からのアドバイスもあって、月に40万~50万円は稼ぐようになりました。
株でお金が増えてきていたのに合わせて全ての株を売り、信用取引を始めることにしました。しかし信用取引ではまったくうまくいかず、取り返そうと思って先輩と同じくFXを始めたのです。
当時の全財産300万円を投資して、20倍のレバレッジをかけました。少しずつ儲かるようになってきたところで「もっと儲かる!」と意気込んで、100倍のレバレッジをかけることに。大損したため、より高いリスクで売買を行うようになっていったんだと思います。
しかし、あるとき急激な円高がやってきて、私が買っていた外国通貨の価値が暴落してしまいました。一点集中で投資していた私の全財産は一気に吹き飛んでしまったのです。
この時点でもう止めておけばよかったのですが、私はまた投資で取り返そうと、消費者金融からの借金で投資を続けていきました。
借金を返すために投資をする。投資をするために借金をする。このスパイラルでどんどん借金は膨らんでいき、気づいたときには500万円以上もの借金が手元に残っていました。
その後、投資をしていたことが会社にバレ、辞職せざるを得ない状況に立たされることに…。どん底に突き落とされたような気分でした。もちろん、借金を返すアテもなく、ついに観念しました。
もうどうにもならないと、わらにもすがる思いで弁護士事務所に相談したところ、自己破産の免責を認めてもらえるようにバックアップしてくれると言われました。
申立書類の提出からサポートしてもらい、裁判官との面接では付き添ってもらいました。裁判官には「単なる射幸心ではなく、失った自己資金を取り返そうとした点に酌量の余地がある」と判断され無事、免責も認められました。
法律では「株や先物投資の為にした借金」は免責不許可事由(免責が認められない自由)にあたるため、FXで借金をした私は本来なら免責が受けられません。しかし弁護士のバックアップがあったおかげで、裁判所の判断で「裁量免責」を与えてもらい、なんとか借金から解放されたのです。
債権者側との交渉から裁判所での手続きなど何から何まで弁護士にしてもらえたので、当時精神的にも疲弊しきっていた私は、本当に救われました。もっと早く相談していれば自己破産ではなく、個人再生といった別の手段も考えられたそうです。
もし同じような状況に立たされている人がいるのであれば、一日でも早く弁護士に相談へ出向いて、どんな解決策があるのかを見出してほしいと思います。私はいまでは人生の再起をかけて、フリーターをしながら、再び正社員として働けるよう、日々求職活動に励んでいます。
一人で悩まないで、まず相談です!自己破産に強い弁護士がいる
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※以下の自己破産の相談料金は、各事務所の公式ホームページでご確認ください。なお掲載している料金は税別です。
※アディーレ法律事務所は2017年10月11日から2カ月、業務停止しています。
料金 | |
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個人 | <着手金・報酬金> 200,000円 ※負債額3,000万円以内の場合 |
法人 | 300,000円 ※実費+約240,000円 ※負債額3,000万円以内の場合 |
料金 | |
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個人 | <着手金> 同時廃止:200,000円 管財事件:280,000円 ※報酬金は不明(要問合せ) ※最大10回分割払い可能 |
法人 | 500,000円 ※最大10回分割払い可能 |
以上、紹介してきた各法律事務所の同時廃止にかかる合計費用を改めてまとめました。ご参考ください。
※以下の自己破産の相談費用は、各事務所の公式ホームページでご確認ください。なお掲載している料金は税別です。
アディーレ 法律事務所 |
東京スカイ 法律事務所 |
東京 ミネルヴァ 法律事務所 |
ベリーベスト 法律事務所 |
法律事務所 ホームワン |
法律事務所 MIRAIO |
ひかり 法律事務所 |
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個人 | 270,000円~ | 130,000円~ (税込) |
400,000円~ | 240,000円~ | 200,000円~ | 不明 | 300,000円~ |
法人 | 600,000円~ | 290,000円~ (税込) |
540,000円~ | 600,000円~ | 500,000円~ | 不明 | 800,000円~ |
アディーレ 法律事務所 |
東京スカイ 法律事務所 |
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個人 | 270,000円~ | 196,000円~ |
法人 | 600,000円~ | 290,000円~ |
東京ミネルヴァ 法律事務所 |
ベリーベスト 法律事務所 |
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個人 | 400,000円~ | 240,000円~ |
法人 | 540,000円~ | 600,000円~ |
法律事務所 ホームワン |
法律事務所 MIRAIO |
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個人 | 200,000円~ | 不明 |
法人 | 500,000円~ | 不明 |
ひかり法律事務所 | |
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個人 | 300,000円~ |
法人 | 800,000円~ |