弁護士相談で人生をリセット 自己破産の手引書「RE:BOOK」
弁護士相談で人生をリセット 自己破産の手引書「RE:BOOK」 » 自己破産後の生活についてのQ&A » 自己破産は何回までできるの?

自己破産は何回までできるの?

※このサイトは弁護士法人東京スカイ法律事務所をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

監修弁護士_田中さん

記事監修:田中 健太郎 氏
弁護士法人東京スカイ法律事務所 代表社員・弁護士

自己破産を1度しても、再び借金をして負債ができると、また何回も自己破産が必要になってしまいます。

自己破産は何度も行えるものなのでしょうか?
2回目以上の自己破産は可能なのか、条件はあるのか、自己破産が何回までできるのかを調べてみました。

このページをざっくりまとめると…

自己破産は何回までできるの?

法律では自己破産に回数は設けられていません。
つまり、ひとり何回でも行えるということになります。

そもそも自己破産とは、経済的に借金の返済が不能と判断された場合の救済措置。
そのため回数の制限なく申請可能となっています。

しかし、だからと言って同じ人が何度も何度も自己破産を繰り返すのは困りもの。

そのため、自己破産は2回3回と繰り返すほど、申請できる条件は厳しくなっていきます。

条件次第では2回目3回目が必ずしも可能というわけではないので、なるべく自己破産はしないよう、借金返済は計画的に行っていきましょう。

自己破産を2回以上行う場合の条件

自己破産と聞いて、多くの方が「借金を返済できない場合の最後の切り札」と、そんなイメージを持っているのではないでしょうか。

ですから、一生のうちに何度も自己破産できるとは思っていない方も多いと思います。

しかし中には、やむにやまれぬ事情で、自己破産を2回以上行う方も実際にはいます

例えば、1度目は事業の失敗やギャンブルによる借金がかさんだためで、2度目の自己破産は家族が思いがけない病気や事故に遭い多額の医療費が必要となって……というケースがあります。

が、しかし、お金を貸した金融業者からしてみれば、借金の返済をゼロにされる自己破産をそう何度も繰り返されては経営が成り立たなくなってしまいます。

また、自己破産を計画的に繰り返し、多額な借金から逃れ続けるといった悪質なケースもないとは言い切れません。

裁判所もこうした点を考慮して、2回以降の自己破産については次のような条件を提示しています。

2回目の自己破産の条件①1回目の自己破産から7年が経過していること

2回目の自己破産を行う場合には、1回目の自己破産から7年が経過していなくてはなりません。

ただし、事故や病気などの医療費、もしくは養育費を捻出する必要があるときは事情が違ってきます。

こうした理由によっては、7年以内に2回目の自己破産を行っても認められやすくなります。

2回目の自己破産の条件②異なる理由、同情の余地がある場合

自己破産も2回目以降となると、その理由や内容などには厳しい条件がつきます。

例えばギャンブルなどで散財し自己破産に至った場合など特に、1度目と同じ理由で申請を行っても認められる可能性は低くなります

ただし、何らかの同情の余地がある場合はまた話が違ってきます。

シングルマザーやシングルファーザーが養育費のために借金をし、返却できなくなってしまった場合。

借金の連帯保証人になってしまったため、2回目の自己破産を行う場合などです。

厳しいチェックが入る分、2回目以降の自己破産では、破産管財人と呼ばれる裁判所の選任した弁護士が、破産を認めても問題ないかどうか「免責調査」を行うこともあります。

この破産管財人が登場すると、自己破産の費用も高くなることを覚えておきましょう

まとめ

自己破産は救済措置であるために、何回までという制限は特に設けられていません。

しかし、2回以上の自己破産となると、提示される条件はかなり厳しいものとなります。

そもそも気軽に行えるものではないので、仮に2度目の自己破産を考えている場合には、その理由を含めて事前に充分考慮する必要があります。

もしも、それでも自己破産しなければ生活が成り立たないようなときには、弁護士にしっかりと相談し、どうすべきかを話し合っていきましょう。

監修弁護士の東京スカイ法律事務所・田中健太郎氏
自己破産は繰り返さないことが大切

自己破産を経験している人は、その後に生活を立て直したとしても、再び借金をしてしまい自己破産が必要な状況になる傾向があります。

たしかに、自己破産の回数制限はなく、1人で何回でも申請をすることは可能です。しかし、2回目以降の自己破産では申請の条件が非常に厳しくなり、繰り返すほどその条件はより厳しくなります。

そもそも自己破産になるほど借金を繰り返すという意識がある場合は、2回目以降の自己破産は認められないかもしれません。ただ、条件によっては2回目以降の自己破産を認めるケースもありますよ。

もし2回目以降の自己破産を考えている場合は、まずは東京スカイ法律事務所にぜひ一度相談してみてください。

sponsored by
弁護士法人東京スカイ法律事務所
監修弁護士_田中さん
弁護士法人
東京スカイ法律事務所
代表社員 弁護士
田中 健太郎氏

2011年(平成23年)設立の弁護士事務所。良心的な価格設定と相談しやすい体制が特長です。自己破産などの債務問題を得意としており、法律相談実績は2023年7月調査時点で20,000件以上(※)。実力派の弁護士ぞろいで、借金問題については無料での法律相談を実施しています。


運営会社情報

良心価格と親身なサポートが魅力の
弁護士法人
東京スカイ法律事務所