自己破産の手引き~手続きの流れから弁護士費用までを徹底解説!
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自己破産の手続きを行うとなくなってしまう資格はありません。ただし一定期間、効力が制限されてしまう資格はあります。
さっそく具体的な資格について、詳しく見ていきましょう。代表的なものをリストアップしてみました。
自己破産すると「選挙権がなくなる」「年金がもらえなくなる」などと耳にしたことがあるかもしれません。もちろん根拠のない話です。ちなみに、運転免許が無効になることもないので安心しましょう。
また、医師や看護師、薬剤師という職業に関しても、自己破産したからといって資格が停止されることはありません。
さて効力が制限されてしまう一定期間とは、どれくらいの長さを指すのでしょうか。該当する資格が制限される期間には明確な線引きがあります。
まず裁判所に自己破産の申請をした日から、免責許可決定が出て復権するまでの期間になります。当然ながら同時廃止なら比較的短く、管財事件となると長くなってしまうことになりますね。
ただし免責許可決定が出て復権すれば、効力の制限はなくなります。職種に復帰することに何も問題はありません。
逆に言えば、該当する職種に就いている方は、自己破産の手続き中は休職をする必要があります。それにより職場にばれてしまう可能性はありますが、信頼できる上司などには打ち明けておき、同僚などには内緒にしてもらうといった根回しの工夫は必要になるでしょう。
具体的な期間としては、概ね数カ月程度、長くても1年くらいと言われています。